フランチェスカのプロフィール

フランチェスカ グェラ Francesca Guerra

francesca profilo

マルケ州ペーザロ・ウルビーノ県ウルバニア出身。子供の頃から農家の風習を基本にした食文化にいそしみ、マルケ州北部の郷土料理の基礎を生活の中に自然と築いてこられました。ケータリングの会社の経営を通して、各種パーティーや結婚式、文化的催しで郷土料理の魅力を提案、厳選された食材と旬の物のみを使った彼女の料理にはファンが多く、人気を博します。1996年に家族経営の郷土料理を中心とした生パスタ、惣菜店を地元ウルバニアに開店、店内は人が絶えることがない人気店となり、地元ウルバニアの名物である薄焼きパン、クロストロなどの”マルケの味”の大使として海外でのイタリアングルメフェアーにも参加。料理教室、テレビ出演など忙しく、3人の子供の母でもあり、マンマの味の暖かさとプロの味の繊細さをあわせ持つ数多くのレパートリーと農民文化の習慣、エピソード、郷土料理文化への深い造詣は彼女の料理教室をより魅力的なものにし、海外からの生徒さんも少なくありません。

franci parigi

パリでのマルケ州郷土料理フェアーにて。左端がフランチェスカ

franci fiera

フェアー会場にてお客様に郷土料理を紹介するフランチェスカ

フランチェスカからのごあいさつ

 ~四季折々のピエタンツァを~

 

(ピエタンツァ)という言葉はラテン語の(敬愛、慈愛の心)から来ており、心をこめて作られた愛情のこもった料理、という意味があります。郷土料理の多くは、農家の生活の中で四季を大切にする知恵や、農家での仕事から生まれるエピソードが絡み合って誕生しました。女性たちはいつでも台所を取り仕切り、限られた食材で工夫しながらいかに色々なバリエーションの料理をひねり出すかが腕の見せ所であり、大家族全員のおなかを満たすためにせっせと台所に立っていたものです。そんな先人達の知恵や思いが詰まったレシピは今日でも私達のテーブルの上で暖かい湯気を立て、シンプルで奥の深い味わいが、季節を感じさせてくれます。そんなピエタンツァを、皆さんと楽しく作ることができれば、私にとってこんな素敵なことはありません。料理の中にも温故知新の考えを大切に、季節ごと、テーマごとのレシピを提案してゆきたいと思います。皆さんとここマルケでお会いできるのを心から楽しみにしております。

~テレビ番組出演~

“Mare e Monti”  Rai1  ”海の幸、山の幸” ライ国営放送局

~出版物、雑誌~

libro franci

メタウロ谷の味の手帳の表紙

レシピ本

メタウロ谷の味の手帳”(Agenda dei sapori dell’Alta Val Metauro)

ヨーロッパ共同体とマルケ州が共同で行った文化プロモーション企画

雑誌

考える手”Mani pensanti~地域の美食~地元グルメに関する記事

アルチザン”L’Artigiano~フランチェスカの料理教室~料理教室の紹介